チェコ料理には、ウトペネツという食べ物が存在します。「ウトペネツ」と聞いても知らない!という人がほとんどでしょう。日本ではチェコの料理ってあまり馴染みがありませんからね。
さて、簡単にウトペネツを説明すると、”ソーセージを漬けたピクルス”です。チェコと言ったらやっぱり「ビール」。そんなビールに合うおつまみ料理を今回はご紹介させていただきます!
目次
ウトペネツの作り方
では早速ウトペネツを作っていきましょう。まず流れですが、いわゆる”酢漬け”となるように「ピクルス液」を作るのが基本となります。そして、ピクルス液に材料を入れて数日間漬けておけば完成!という極めてシンプルで簡単な料理です。ただし、作ってもすぐに食べるとこができないため、保存食やおつまみとして冷蔵庫に入れておく食べ物だってことを理解しておきましょう!
材料
ピクルス液
お酢 | 250ml |
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水 | 250ml |
ブラックペッパー(粒) | 小さじ1 |
ローリエ | 1枚 |
砂糖 | 小さじ3 |
塩 | 少々 |
唐辛子 | 1本 |
中身(具)
ソーセージ | 8本 |
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玉ねぎ | 1個 |
ニンジン | 半分〜1本 |
その他 | 赤パプリカやキャベツなどをお好みで |
食べるときに
マスタード | 適量 |
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作り方
- まず、最初にピクルス液を作ります。ピクルス液の材料を鍋に入れ、煮立たせます。煮立ったら火を止め、粗熱をとります。
- ニンジンを適当な大きさに細切りします。私はニンジンの食感が好みなのでちょっと太めに切っています。今回は使いませんでしたがパプリカも細切りにします。
- タマネギは輪切りにします。
- ソーセージの両端をカットし、真ん中に5mmから8mmほどの切込みを入れます。切り込みには、たまねぎのスライスを挟みます。
- 保存瓶にソーセージ、たまねぎなどの材料を詰めます。
- 冷めたピクルス液を瓶に注ぎます。ローリエなどもそのまま入れてしまいましょう。
- 瓶を密閉したら、冷蔵庫で数日(3日〜7日ほど)寝かせます。
本来は白ソーセージを使い、表面の薄皮を剥がします。今回は時短のため、両端のカットと真ん中の切り込みだけ入れています。
完成したウトペネツ
完成したウトペネツがこちら。美味しそう〜!
食べるときはそのまま食べても超美味しいですが、マスタードをちょっとつけて食べても美味。特にビールのおつまみにはとっても相性が抜群ですよ〜。
さて、「ウトペネツ」という名前。日本人からするとあまり馴染みがないですよね。チェコの食べ物ですからウトペネツはチェコ語です。では、どんな意味があるのかというと…。実は「水死体」なんだとか!まさか、ピクルス液が染み込んだソーセージのことを言っているのかな?だとしたら結構なブラックユーモアですね。でも、これを考案して名前を付けた人センスあるな〜。
ちょっと日本だと受け入れられなさそうな名称ですが、これが一般的な食べ物の名前として認知されているチェコのお国柄、良いですね。
と、名前について簡単に解説しましたが、名前はともかくとっても美味しいチェコ料理ですので、ぜひ皆さんも冷蔵庫の常備菜として作ってみてはいかがですか?